
パチンコの全面禁煙までのカウントダウン
こんにちは、ジェロニモ (@Millions_MrBet) です。
今回はパチンコ店における全面禁煙問題についてお話ししたいと思います。
ギャンブラーにとって酒とタバコは相性が良いもの。特にパチンコユーザーにとってパチンコは切っても切れない関係という方も多いのではないでしょうか?
そんなパチンコと相性の良いタバコが、2020年の4月より改正健康増進法の施行によりホールで吸えなくなってしまうというのです。1年後に迫ったホール全面禁煙化について今回は紐解いて行こうと思います。
まずは以下の記事の抜粋部分をご覧ください。
3月9日、政府は健康増進法の一部を改正する受動喫煙防止法案を閣議決定し、同日付で国会に提出した。可決された場合は2020年4月1日に施行される。同案でのパチンコホールの扱いは、原則屋内禁煙で喫煙専用室の設置が可。遊技フロアは禁煙となる。
これは改正健康増進法により2020年にはパチンコホールを含む公共施設での喫煙が不可能になるという事。しかしながら特別措置として敷地内に喫煙スペースを設ける事は可能なので、実質、遊技中の喫煙が不可能という事になります。
これはパチンコホールだけの問題ではなく居酒屋やバーなど、今まで煙草とは縁が切れなかった業界全体に該当する事であり、パチンコ業界だけがダメージを食らうという訳ではありません。
しかしながら居酒屋利用者とは違い、遊技人口(利用者)の半数以上が喫煙者というパチンコ業界は苦境に立たされてると言っても過言ではありません。
全面禁煙まで約1年に迫った今、今まで別の場所に喫煙スペースを設けてなかったパチンコホールは改装などの改善を強いられています。
そして全面禁煙になった頃には新元号に変わってると思うと、時代の流れを感じずにはいられません。
なんでこんな事を言うのかというと、その昔は店員も勤務時間中にホールでタバコを吸ってた時代があるんですよ。僕は直接その現場を見てないので分かりませんが、現役40年の店長が取材の時にお話を聞かせてくれました。
今だったらクレームだけでは済まされないでしょうね。特に何かと目の敵になりやすいパチンコ業界、あっという間に店員の喫煙姿がSNSで情報が拡散され、大問題になっていたでしょう・・・。
全面禁煙化してしまったパチンコホールの売り上げはどうなってしまうのか気になるところですが、海外では屋内は全面禁煙当たり前なので僕としては嬉しいですし、タバコが500円まで値上がりしてしまった今、喫煙人口も減少傾向にあるのでより全面禁煙化の動きが違和感なく取れるのではないかと思います。
最近も取材でパチンコ店に行く機会がありましたが、アイコスやプルーム・テックなどの加熱式たばこがユーザーが増えてきてる印象を受けつつ、やはりまだホール全体に煙たい印象を持ってしまいました。
とはいえ、今はまだホール全体が喫煙可能スペースなので普通に吸うだけならどんな銘柄でも構わないと思うのですが、時代の流れなんでしょう。少し遠慮しながら吸う方が増えた気がしました。
最近では禁煙ホールも増えてきており、タバコは吸うけど稼働中は禁煙がいいと言うパチンコユーザーも多いのも事実。
全面禁煙措置は、行政・ユーザー・ホール、三者三様で立場が違う問題だなと思う今日この頃です。
加熱式タバコを吸いながらの遊技は可能?
ここで僕が問題に思っているのは、すでに加熱式タバコの分煙ができているパチンコホールの場合、加熱式タバコなら遊技スペースをそのまま残すことができるのかと言うもの。
と言うのも、問題の加熱式タバコとは、先にも紹介したアイコスプルームテック等の、火は使わずタバコの葉を加熱することによって喫煙を楽しむタバコのこと。
従来の一般的な紙巻タバコはもちろん改正健康増進法の施行によって完全にアウト。しかしながら、加熱式タバコは紙巻きタバコとは改正健康増進法によってまったく別物として扱われているため、解釈がいかようにも出来るのです。
パチンコホールが一番怖いのは禁煙化する事によって起こるであろう一台当たりの滞在時間の低下。
多少当たらなくとも煙草を吸わせて時間を使わせる事で客滞時間を長くしていたホールにとっても死活問題。それはきっと手持ち無沙汰になってしまうユーザーにも同じ事が当てはまるはず。
そこでホールが考えるであろう事とは、2020年の4月以降も加熱式タバコエリアを分けてユーザーに遊技スペースを提供すると言う目論み。これなら客滞時間をある程度延命することができます。
この方法は案外うまくいくかもしれないが・・・、しかしながらここで別の問題が登場する事になります。
それは年齢制限の問題。パチンコホールは18歳未満は立ち入り禁止ですが、喫煙はアルコールと同じで20歳になってからが決まり。
もしホールが加熱式タバコの遊技スペースを提供するとそこには未成年者が立ち入る事はできず、ホールスタッフの立ち入りの問題(未成年もホールで働けますからね)などにも関係してくる事に。
そんな訳で加熱式タバコのスペースを設けるのは実質的に不可能と言う事になってしまうのです。
したがって結論として加熱式タバコは紙巻きタバコ同様、遊技中はアウトという事に。
ニコチンがない電子タバコなら喫煙可能?
では電子タバコはどうなのか?
先に紹介した加熱式タバコと電子タバコとはまた違うジャンル。
どこが違うのかと言うと含まれるニコチンの量。国産の規定では電子タバコはニコチンが含まれてないのです。(外国製の電子タバコにはニコチンが含まれるものもあるので要注意)
となると、もし国産の電子タバコであれば遊技中に喫煙して可能な事になる。
しかしながらやはりタバコと言う名前がついてる以上は、ニコチン含有量ゼロの電子タバコであろうとも遊技中に楽しむのは難しいと言う事になると思います。
非喫煙者からするとどっちなのか判断できないのが現状ですからね・・・。
したがって結論として電子タバコもアウトになるのです。
禁煙化の最大の課題
上記の事をふまえても、紙巻きタバコ・加熱式タバコ・電子タバコ等、タバコカテゴリーは全てアウトという事になります。そうするとホールが新しく設置した喫煙スペース(不可能だった場合は屋外)まで毎回移動する必要があります。
喫煙スペースが遠ければ遠いほど客滞時間は短くなるにも関わらず、一人の客がお金を使わずに台を占有する時間が長くなることが予想されるため、ホールにとっては厳しい状況に。
1000台以上の大型ホールだった場合、喫煙所のスペースの広さや設置場所にも気を使わないといけない。例えば、700人ほど客がいる状態で1/10が一気に喫煙所に押しかけた場合どうなるのか。不安材料がてんこ盛りなのです。
そしてホールにとって禁煙化の最大の課題は、厚生省から発表された分煙スペースの決まり。
その決まりとはざっくりと以下のような感じになるんだそうです。
(1)禁煙スペースから、喫煙スペースに向けて、風速が0.2m/秒であること
(2)壁、天井によって区画されていること
(3)たばこの煙が屋外に排気されていること
一見簡単そうに思えるのだが問題は煙を屋外に出す事。そもそもホール自体がそのように設計されてない場合、追加する形で改装した場合は換気機能がつけれない可能性が大いに出てきます。
自社物件なら問題なく改装はできると思いますが、都会にある駅前ホールなどは賃貸物件の場合が多くオーナーの許可がなければ改装できないため、もしオーナーから許可が出なかった場合は自動的に屋外に出される事に。
するとその事を面倒臭く思うユーザーは離れ、利用しやすい店舗に移動する、なんて事に。
禁煙化はパチンコホールにとって改悪なのか?
これが改正健康増進法とパチンコホールの抱える闇なのです。
もちろんこの法案は全ての商業施設に該当するため、決してパチンコホールだけが苦しいという問題ではないのだけど、それでも先にも述べたとおり、パチンコ(ユーザー)とタバコの絆は特に強い。
この問題をどう打破していくかによってパチンコの未来が変わってくると思うのです。
受動喫煙問題やトラブルなどを考えると、改善策なのかもしれないしやっぱり改悪なのかもしれない。答えは来年の夏くらいには出るのではないかと思います。
非喫煙者への影響
非喫煙者にとってはなんの影響もないかと思うかもしれませんが、僕としては以下のような問題に遭遇するのではないかと予想されます。
(1) 遊技台が確保されたままいつまで経っても解放されない
(2) 改装費などの負担が遊技費にのしかかる
これは非喫煙者にとっても死活問題になってしまうのではないかと思います。特に昔と違い、ホールも新台の大量導入を避けてる今、新台を打ちたいユーザーはやきもきしてしまう事も考えられるでしょう。
そして決してそうではないとしても、負けた時(特にめちゃくちゃ負けた時)には改装費の分まで回収されてしまってるんじゃないかと思ってしまうのが人の性です。
ホールの中の空気がクリーンになったところで、出玉状況などがクリーンでなければ面白くないですからね。
どうにかいいように話が進んでほしいと願うばかりです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は全面禁煙化とパチンコについてお話しました。
もうパチンコはオワコンに近付いてるのかと聞かれるとそうではないと思いますが、今後パチンコ業界を渦巻く環境はますます厳しいものになっていくことが予想されます。
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何より非喫煙者にとっては煙たい問題もクリアにできる為、非常に良いと思います。
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今後もこの記事は追記していきます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ジェロニモでした。